二股伊達綱

明治34年(1901)、飾磨/浜の宮/宮町より屋台購入の
際、一緒についてきた伊達綱。
(「屋台金銀払帳」に記載あり)
・明治29年(1896)、大阪越後屋製作
・発起同捷人、宮町・・・5名連記
と読み取れる。

全長:286cm
二股房:30cm、綱二股部:30cm、綱1本部:210cm
綱下部房:16cm、房元径:16cm、綱径:11cm
金・黒・白の3色。

連記された名が、飾磨宮町に実在された方であること
までは確認できたが、それ以上は詳細不明。

二股の形状も珍しいが、宮町では高津購入屋台の先
代屋台房を御津/加家(かけ)に売却しており、房から
伊達綱への移行期のものと思われ、屋台史の上から
も興味深い。
この綱は、平成13年(2001)姫路市書写美術工芸館
に寄託された。



古道具買付金記(明治34年)